2014年9月4日カンボジアものづくりプロジェクトの東京工業彫刻共同組合代表たちが日本を出発いたしました。
いよいよ本格的に「日本のものづくり」をアジアへ教育しに行くプロジェクトの芽が出始めました。これから根をはり、花が咲き、実がなり、子孫を残すまでには遠い未来なのかもしれませんが、始まりがなければ未来はありません。
そう、始まりは7年前・・・
『プロローグ:出会いは必然』
始まりは7年前のベトナムからでした。当初はベトナムでこのプロジェクトを開始しようと準備をしていたのですが、いろいろな環境が整わずあきらめかけていました。
そんなとき、友人の紹介でカンボジアへ・・・
そこで信頼できる人との出会いがあり、7年の歳月を経て今日までの準備を行ってきたのです。偶然の出会いではなく、未来のためにそうなると決まっていたかのように必然の出会い。これこそが未来の種の発見。
7年前から・・・
長いようですが、確実にアジアへ日本のアナログ技術を伝達するにはそれぐらいの日々が必要だったのです。夢物語で終らないように・・・
今回のプロジェクトは単なる技術指導が目的ではありません。その土地に合ったものを生産させる創意工夫の芽を育むのです。
単純作業のワーカーを育てるのではなく、自分たちがその技術を応用するというその創意工夫の伝達こそが、その土地で産業を生み、自己発信での経済をまわすことにつながります。
7年前に見つけた種を、多くの協力者と共に、その土地に合う芽が出るまで丹念に土壌を耕し種をまいてきました。
パイオニアとして彫刻組合の代表たちがカンボジアへ赴きましたが、これからも長いこのプロジェクトに多くの協力者が必要になることでしょう。
ひとりでも多くの賛同者と共にこの『創意工夫の価値』の実がなるように努力していきます。
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